会社に突然レイオフされた話
tl;dr
働いていた会社から突然のレイオフされました。
後から確認した所、バンクーバーのあるBC州ではレイオフの14日前に通告するか、14日分の給料の支払いさえあれば即日解雇でも法律には違反しないようです。
よく言われるレイオフには何か予兆があるという事ですが、大きな企業だからかレイオフの予兆は全く感じませんでした。
突然通知されたレイオフ
2019年3月13日、いつも通り9時頃に会社に出社したところ、Googleカレンダーにチームリーダーと1on1のイベント招待が。 いつもなら、簡単なdescriptionがついているのに何も書かれていなかったので少し気になったがとりあえずミーティングスペースへ。
リーダーと1対1かと思いきや、VPのリーダーも同席していた。
何かが変だと思って、「もしかしてちょっとシリアスな感じ?」と聞くと、そうと言われたので一瞬で自分の顔が真顔になったのをハッキリ覚えてる。
自分はそんなに英語が出来ないのはみんなわかってくれてるので、シンプルな英語で、「厳しい決断を強いられたが、今日があなたの最後の日となりました。」と伝えられました。
頭の中は真っ白になった後、それを理解した瞬間、色んな想いが溢れて来た。
グッと堪えつつ、そのあとの説明を聞くと会社の業績が芳しくなく、色々トライしたけどもDevチームの縮小が決まったそうで。その辺りでチームリーダーが泣いてしまって、つられて泣いてしまいました。あれはずるい。人事リーダーも泣いちゃって中々感傷的な雰囲気になりました。
もうちょっと話を聞くと、他にもDevチームの何人かはレイオフされる事。決して自分のパフォーマンスや態度が原因ではない事。 むしろ、パフォーマンスやスキル面は多大な評価をしている。とにかく会社都合である事を強調されました。
落ち着いた所で今後の話をされました。
次の就職に関して、会社および従業員が出来る全てをフルサポートする事。具体的にはリファレンスや斡旋もするみたいな事を言っていたと思う。
映画のような世界を体験
一通り話が終わり、最終ステップへ。
会社を今すぐ出て行くしかないので荷物を取りに行って、他のDevチームにさよならだけ言ってもいいかと聞くと即座に「それは出来ない、リーダーが取りに行くから何の荷物があるか言って欲しい。他の人と話すのは一切ダメ」と言われた。
その後、荷物を持って来てもらって着替えて二人にハグして、ここでチームリーダーとはお別れし、VPリーダーに監視されながら会社のエントランスまで連れて行かれ受付の人とハイタッチして僕の1年とちょっとの会社の人生は終わりました。最終出社の滞在時間は1時間も満たなかったです。決断の速さは流石。
映画とかでよく見るやつを実体験した。
会社を出た後
会社出た後は、ようやく実感湧いて来てヤベェとしか思ってなかったです。ちょっと歩いていたら偶然別のバックエンドの人と会いました。 彼もまたレイオフされたようでした。
二人でこれからヤベェなって話をしながら、最後の終わり方リスペクト無いよねってちょっと愚痴ったりしつつお互いを励まし合いました。話した事で少し楽になったのは事実。メッセンジャーで仲の良い友達にだけ伝え、家に帰った瞬間玄関で立ち尽くしてしまった。
しばらく何も出来ず、一時間ぐらいはボーッとしてた。
その後、チームリーダーに改めて感謝の気持ちをメールで伝え、ビザコンサルにも解雇された旨をメールで送りました。 リーダーの返信はとにかくこちらが出来る全ての事をして次の就職をサポートするので自分の連絡先をいろんな人に伝えてもいいかどうか聞かれました。もちろんYesなので即返信しておいた。
レイオフについて
改めて北米で生きてる事を実感しました。
上でも書きましたが、よく聞くレイオフの予兆についてですが僕の場合は全く感じませんでした。直近に起こった事は以下のような事です。
- 前月に給料が上がった
- 自社製フレームワークのDev環境を改良
- 次のプロジェクトにアサイン済みでミーティングにも参加
- レイオフの前の週に会社のWebサイトのバージョン2をローンチでthree.jsを使ったメインビジュアルを担当
こんな感じだったので、まさかレイオフされるとは全く思ってませんでした😇
レイオフ自体は北米ではよくある事で、色んな人にレイオフについて聞きましたがレイオフ通告後、即退社はポピュラーだそうです。会社によってはみんなに挨拶ぐらいは出来るようです。もしくは事前通告があると思います。
その後の話は次の記事で! Peace Out!
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2019/09/21 - サムネイル画像を追加